2学期の決心

2004年8月28日
電車に乗りながらというのは、いろいろなことを考える。
ぼーっと景色を眺めながら、いつのまにか中学生のときのことを
思い出していた。

秋の文化祭。私達の中学校では、クラスで合唱コンクールがある。
3年のときのクラスは、伴奏のピアノを弾ける人がいなくて、
先生に「お願い!!!」と頼まれた。そしてついつい「はい、やります。」と答えてしまったのが運の尽きである。
エレクトーンは3歳の頃からやっていたものの、ピアノは経験がなく
「えーーなぜ私?」と思いながらも、真剣に練習した。近くのピアノ教室にまで短期で通ったほどだ。「クラスのみんなに気持ちよく歌って欲しい!」これだけのために。
その年はクラスの出し物で劇をすることとなり、うちのクラスは「安寿と厨子王」という森鴎外の作品を準備していた。私はその音響役としても真剣に取り組んだ覚えがある。
本番の1週間前のことだった。私は体育の授業で骨折をした。右手小指。ピアノの伴奏は不可能になった。
あのとき流した悔し涙。それを先生は見ていた。

卒業に向けて、私達のクラスでは文集を作った。それに先生から私達生徒1人ずつにひとことを書いてもらった。
「骨折したときの涙、先生は忘れない。これからもおまえは有言実行の人であれ。」と先生は書いてくれた。
思えば、何でも弱く、引っ込み思案な私に、いろんなことを挑戦させてくれた教師であった。いつも生徒の前ではつらつとし、一人ひとりを理解しようとし、真剣に向き合ってくれた先生だった。

その先生は今この世にいない。
大学のときに突然死した。まだ40という若さで・・・。
幼い子ども2人と妻を残し、冷たくなってしまった先生を目の前にして
私は教師になることを決意した。

そして今年ようやく長年受けつづけた試験に合格し、晴れて教師となることができた。
しかしながら、有言実行の人となることが出来なく、甘えた日々を送っている自分がいることに気が付いた。
そこで。。。2学期、私は有言実行の人となろうと思う。
2学期のめあて。
「とことんまで自分を追い詰めていく!!!」
2学期は、運動会、初任研の研究発表会、ファミリーPTA、そして自分の研究授業がある。
甘えた私では、とうていついていけない行事ばかり。
ここは、思いっきり「教育」という仕事に集中してみようと思う。

疲れたらバンチャで一息つきに行けばよいのだからね^−^
長々と書いてしまった^^;
でも2学期張り切っていくぞーーーーーーーーーーーー

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